私の基礎はアニメでできてる?!林原めぐみさんの本から学ぶ
こんにちは、つむぎです😊
今日は住宅から少し離れて、最近読んだ本のお話。
皆さんはアニメとか見ていらっしゃいますか?
私はすっかり見なくなってしまいました。
昔はあんなに大好きだったのに…。
嫌いになったわけではなく、
もう大人になったんだから…という戒めでもなく、
単純に、ゆっくりTVを見る時間がなくなったなぁと思いました。
そんな時。
図書館をふらつく私の目に一冊の本が飛び込んできました。
それがこちらの本。
林原めぐみのぜんぶキャラから教わった 今を生き抜く力
大好きな林原めぐみさんに思いを馳せる
本を見つけた時の心の高鳴りったらありません。
私のアニメ大好き全盛期、ずーーーーっと聞いていた林原さんの声。
私がいっちばんアニメ好きだった時代に、
いっちばん大好きだった声優さんです🥰
もちろん他にも大好きな声優さんは多々いらっしゃいますが、
アニメをいっぱい見て、CDを買って、深夜のラジオまで聞いていたのは、後にも先にも林原さんだけです💕
なんでしょうね。
本からもすごく伝わってきますが、声だけでなく、林原さんの人柄が本当に好きでした。
もちろんキャラクターの影響はあります。
女らんまやリナ・インバースのめちゃくちゃ元気な声に励まされたり
ナナミの純粋さに癒されたり
玄海さんの格好良さに憧れたり
綾波レイの透明さに打ちのめされたり
すごくたくさんの感情を、アニメを通していただきました。
それと同時に、ラジオで聞いた、林原さんご本人の快活さや、話し方、リスナーさんのお手紙への受け答えが、本当に聞いていて楽しかったし安心したし、心地よかったです。
そんな林原さんの本が目の前に!
借りるしかない!という一択でした。
(買わないでごめんなさい…笑)
キャラクター一人ひとりへの向き合い方に感動
最近私も声優さんの真似事をしています。
真似事…なんていうと、心が入っていないように聞こえますが、
もちろん仕事は私なりに一生懸命、ひとつひとつ心を込めて行っていますが…。
今回の本を読んで、まだまだ私のは真似事だなぁ…と思ってしまいました。
もちろん、仕事の形態的に、私のは数勝負な部分があります。
1日1本以上の録音、編集作業をして納品まで持っていくのが常態。
なかなか一人ひとりのキャラクターに真剣に向き合うって難しいのが現状です。
そんな中、プロとして、魂を込めて行われている林原さんの真摯な態度にとても感銘を受けました。
例えばバカボンを演じていたときのエピソードから抜粋。
あの時の私は、「一生懸命バカボンになろう」として、彼の顔(造形)ばかり見て、あんな声、こんな話し方、と思案していました。でも、それではいつまで経ってもバカボンの外側にいることになります。
そんな言葉がありました。
私も、キャラクターの見た目から声をイメージしていくのって普通だと思っていました。
でもそれじゃその人の本質ではない。
その人自身にはなれない。
林原さんみたいな実力派の声優さんも、たくさんの修正を入れられながら、一人ひとりの内面と向き合い、作り上げていかれているんだなぁと感動しました。
ファンの何気ない言葉が人を傷つける
同時に、原作のあるアニメをやるプレッシャーの強さを感じるエピソードも。
これはらんま1/2のエピソードです。途中部分抜粋させていただきます。
1989年当時、まだ新人だった私。キャストが発表になった矢先、ありがたいことに、事務所にたくさんのファンレターが届きました。………なんとそのほとんどが、誹謗中傷が書かれた物。作品のファンと名乗る方々からの「お前は誰だ」「すぐに降りろ」「みんな○○さんがやると思っていた」という罵詈雑言。………
もともと原作のある作品がアニメ化された場合、それを読んでいる人のイメージが先行してしまい、そのイメージと声が合わない、という違和感がぬぐえず、なかなか受け入れられない、なんてことは、いつの世にもあるものです。とはいえ、オーディションで合格したにもかかわらず、自分がその矛先を向けられるなんて思ってもみなかったので、かなりショックを受けました。
こんなことってあるんだ!!と。
私の中でらんまは本当にぴったりだと思っていたので、すごくびっくりしました。
でも同時に、確かに私自身も、わざわざファンレターでご本人に伝えることはないものの、原作のファンから入って、その声がイメージと違ったら、確かに「えー…残念…」なんて思うことはありました。
今にして思うと、それは演じている声優さんにえらく失礼なことだったなぁ、と反省。
確かに、新人の声優さんが人気アニメに起用されることもあるでしょう。
それでショックを受けることもあるかもしれない。
でも、誰だって最初は新人。
そこでアニメのキャラクターと一緒に、その声優さん自身も成長されていく。
その記録が番組として残されていき、私たちもそれを見ながら成長していくことができる…そう思うと、なんだかすごいなと思うのです。
それを完全に最初から否定してしまうのは、なんだか悲しいですよね。
というか、そう、そこまで本当に嫌なら、見なければいいという話ですし。
イメージは違ったとしても、面白いなら見ればいいし。
その内だんだんと好きになっていくこともあるし。
もちろん最初は悲しいかもしれない。
無理をして苦虫をかみつぶしたような顔で見る必要はないけれど、
一生懸命頑張っている人を追い詰めていく必要はないと思うわけです。
新しいものを受け入れていけるようになると良いですよね。
アニメにもう一度触れたくなってしまった一冊
そんな感じで一つ一つのキャラクター・作品と向き合っていかれている様子がしっかりと描かれているこちらの本。
アニメのストーリーに深く追求している…ということでもないのですが、
キャラクターについて、林原さんの声のイメージをしながら深堀部分を読んでいくと、そのキャラクターについての想像も広がるので、なんだか、まだ見ていないそれらの作品についても、見ることができたような気持ちです。
それと同時に、知らなかったこの作品、しっかり見てみたい!
と思うものもたくさん出てきました。
大好きだったこの作品、もう一度このキャラクター達に会いたい!というものも。
パプリカ
アシュラ
あーーー見たいものたくさん増えてしまった!!
アニメにうつつを抜かしすぎないように…
たまに息抜きを兼ねて、また観てみようかな。
そんな気持ちになれた一冊です。
当時の気持ちを思い出すことができた一冊。
アニメ好きな人におすすめです😊
さぁ、次は何を借りようかな♫